
気比神宮の門前の神楽通り。歩道拡幅工事が今春完了する=2025年12月19日、敦賀市神楽町1丁目
元日にキッチンカーが出店する神楽通り前=1日、敦賀市神楽町1丁目
元日に複数のキッチンカーが出店する神楽通り前=1日、敦賀市神楽町1丁目
元日に複数のキッチンカーが出店する、多目的広場「かぐ~る」前広場=1日、敦賀市神楽町1丁目
福井県敦賀市の観光名所、気比神宮の門前町にあたる神楽通り(市道2号線・延長約220メートル)の歩道拡幅工事が3月上旬の完成に向けて着々と進んでいる。「和」の雰囲気を醸す腰掛け台や、露店やキッチンカーの出店を想定した電源・水道設備も整備し、市や商店街関係者はにぎわい創出や回遊性向上に期待を寄せている。
アーケードの下も含めて歩道の幅員を6メートルから8メートルに広げる計画で、通りの中央には新たに横断歩道を設け、南北の商店街を行き来しやすくする。車道は現在の片側2車線から1車線に変更される。市によると神楽通りの1日の交通量は約9千台で交通に支障はないという。事業費は約2億4500万円で県や国の補助金も活用した。
歩道拡幅に当たり、横長の腰掛け台「床几(しょうぎ)」を6カ所、電気・水道設備を7カ所、丸型や楕円(だえん)形のベンチを4カ所に設置。道路は、鎌倉時代に時宗の二祖真教上人が気比神宮の参道を整備したという「お砂持ち」の故事にちなみ、土のような風合いの色で舗装し、参道の景観に配慮する。市まちづくり推進課の担当者は「神宮側から見て『向こうに趣の異なる空間が広がっている』という印象を与え周遊を促したい」と話す。
地元の神楽町1丁目商店街振興組合の理事長は「これまで車道が広く『車優先』で、歩行者がゆっくり過ごすような雰囲気はあまりなかった。歩道が広がることで、お店で買ったものを食べたり、ビジネスマンがベンチでパソコンを広げたりして、人の気配が感じられる空間になれば」と話す。
その上で「商店街の店舗がテイクアウト用のメニューを充実させたり、広がった歩道スペースで商品を販売したり、積極的な取り組みでにぎわいを生み出していきたい」と強調。新幹線開業で年間約120万人が参拝に訪れるようになった気比神宮から神楽通りへの誘客につなげたい考えだ。
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