研究成果18点が並ぶ県小・中学生科学アカデミー賞優秀作品展・敦賀展=16日、敦賀市のげんでんふれあいギャラリー

 児童生徒の優れた理科研究を紹介する「福井県小・中学生科学アカデミー賞」(福井新聞社主催、県小・中学校教育研究会理科部会共催、県教委後援、日本原電、げんでんeまなびクラブ協賛)の優秀作品展・敦賀展が12月16日、敦賀市のげんでんふれあいギャラリーで始まった。身近な疑問からテーマを設定し地道に調べ上げた研究成果18点が並ぶ。1月4日まで(12月29日~1月3日は休館)。

 県内の小学4年~中学3年の個人・グループから計1万5880点が寄せられた。最優秀賞の福井大附属義務教育学校6年の生徒や鯖江市東陽中3年の生徒の作品のほか、優秀賞14点、県教委賞2点を展示している。

 小学生の部優秀賞の敦賀市中央小4年の児童は、人がカイコを飼い始めた歴史を調べた。カイコの体を観察して細かくスケッチし、繭のけばからしおり作りにも挑戦した。そのほか災害時にトイレットペーパーの代替品として使える葉っぱを調べる研究、市販のケースに昆虫「ケラ」を入れ、どこまで深く土を掘れるか観察する研究など、ユニークな作品が並ぶ。

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