
収穫したレモンを選別する作業員=高浜町山中の五色山公園
レモンを傷つけないよう丁寧に収穫する生徒
収穫したレモンを選別する作業員=高浜町山中の五色山公園
福井県高浜町山中の五色山公園で栽培されている同町内浦地区の特産品「うちうらレモン」の収穫がピークを迎えている。黄色い果実が鈴なりに実り、収穫量は過去最高だった昨年並みの約3トンを見込んでいる。収穫は1月中旬まで予定されている。
うちうらレモンは、地元住民でつくる「広瀬山自然公園管理組合」が特産化を目指し2015年に栽培を開始。主に同組合員有志で立ち上げた「うちうらレモン生産組合」が引き継ぎ、同公園内の約20アールの畑で3品種計310本のレモンの木を育てている。
海風を浴びながら育ち、さわやかな香りが特長。実ができてからは農薬を使わず、裁断してチップ状にした竹を肥料として使っている。生育は気候などの影響を受けにくいが、夏場の水やりを欠かさず行うなどして順調に成長。重さ120~250グラムほどの果実がたわわに実った。
収穫は11月中旬に始まった。組合員のほか地元ボランティアの手も借りながら畑近くの作業小屋で大きさや形を選別、出荷される。
組合長は「果汁に砂糖を入れたジュースが手軽に作れておいしい。料理などにもお薦めです」と話した。500グラム入り400円。直売所「高浜市場きなーれ」(同町宮崎)、JA福井県直売所「若狭ふれあい市場」(小浜市)などで販売している。
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