• お水送りに向け協力してたいまつを作る児童ら=15日、小浜市小浜美郷小
  • 完成したたいまつを担ぐ児童
お水送りに向け協力してたいまつを作る児童ら=15日、小浜市小浜美郷小

 福井県小浜市の若狭神宮寺周辺で3月2日に行われる伝統行事「お水送り」に向けて、夜の行列で担ぐたいまつ作りが2月15日、小浜美郷小であった。同校6年生と保護者らが協力して、長さ2・7メートル、重さ15キロほどのたいまつ5基を完成させた。

 お水送りでは例年、同校6年生がたいまつを担いでいる。この日のたいまつ作りには当日担ぐ6年生40人と、お水送り保存会員から事前に作り方を教わった保護者ら総勢80人以上が参加した。

 児童は5グループに分かれて作業。長さ2・7メートル、幅約10センチのスギの板を並べ、その上に若狭神宮寺の裏山でとったシバ、スギの葉を敷き詰めた。燃えやすいようにろうをつけた縄を巻き付けた竹を中心に据えて板で囲み、麻ひもで縛って完成。児童たちは「幸せに暮らせますように」「医者になりたい」などと願い事を板に書き込んだ。その後、たいまつの向きなどを確認しながら担いで感触を確かめるなど、本番に備え士気を高めていた。

 同校6年生の児童は「伝統を守るためにも本番で失敗がないよう、たいまつのひもをきつく結ぶことを意識した」と話していた。

 当日、児童らは若狭神宮寺から同市下根来の「鵜(う)の瀬(せ)」までの約1・8キロを5、6人でたいまつを担いで歩く。

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