
15日のオープンに向けて準備が進む24時間営業の無人販売スポット=12日、敦賀市白銀町
夜間や早朝に土産を買い求める観光客に対応しようと、24時間営業の無人販売スポット「omiya24(オミヤ・ニーヨン)」が12月15日、敦賀駅西口にオープンした。自販機5台を並べ、名物の「かたパン」や敦賀ふぐの商品などを販売。運営するエコシステム(敦賀市古田刈)の担当者は「地元のおいしい食べ物がいつでも買える。観光客の利便性を高めたい」と話す。
エコシステムは敦賀駅交流施設オルパークや駅前広場の指定管理者。オルパーク内で午前9時~午後6時に土産店「ヒビコレクト」を開いている。
土産店を閉めた後にもオルパーク内の事務所には、観光客から「どこでお土産が買えますか」などと問い合わせが寄せられていたため、無人販売スポットの開設を検討していた。
西口ロータリー沿いの空き店舗を借り、約30平方メートルのスペースに自販機を並べた。商品はヒビコレクトの土産から売れ筋のかたパンや焼き鯖ずし、皮ようかん、かまぼこ、チューブタイプのつくだ煮などを用意した。冷凍自販機もあり、市内の飲食店が商品開発した敦賀ふぐの釜飯やてっちり、てっさが入っている。サンプルの化粧品が無料でもらえる自販機もある。
今後は港町敦賀をイメージして作った船乗り姿の男の子や、敦賀のグルメ、土産を題材にしたカプセル玩具のガチャガチャも置くという。無人販売スポット入り口のガラスなどに赤レンガ倉庫や気比神宮の大鳥居などのイラストを貼り、エコシステムの担当者は「フォトスポットにもなるようおしゃれな感じにしつらえた。駅西口が盛り上がる一助になれば」と話していた。
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