多くの観客が詰めかけた県内初開催の卓球Tリーグ男子公式戦=13日、敦賀市総合運動公園体育館

 福井県内初となる卓球Tリーグの男子公式戦が12月13日、敦賀市総合運動公園体育館で開かれた。観客745人が、プロが繰り広げるラリーやスマッシュに熱い視線を送っていた。

 敦賀での公式戦は、デイサービスや老人ホームなどを運営する等愛会(若狭町)が、石川県のプロチーム、金沢ポートのユニホームスポンサーを務める縁で実現した。13、14日の2日間、金沢ポートのホームマッチとして行われる。この日は岡山リベッツと対戦した。

 金沢ポートが2勝1敗でリードして迎えた第4試合。岡山リベッツが粘りを見せたが、金沢ポートが逃げ切り、暫定首位へ王手をかけた。スマッシュなどが決まるたび、観客席から大きな歓声が上がった。

 部活動で卓球をしている若狭町上中中1年の生徒は「プロ同士の打ち合いはとても迫力があっった。自分ももっと卓球がうまくなりたいと思った」と話していた。

 この日の試合前には、米澤光治市長と渡辺英朗町長が、金沢ポートの選手に地元の特産品を贈った。
 

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