
クリアランス金属を活用したベンチやテーブルが展示されているイベント=3日、敦賀駅交流施設オルパーク
原発の廃炉作業で出る廃棄物のうち国の制度で安全性が認められた「クリアランス金属」を使った製品の展示イベントが11月3日、敦賀駅交流施設オルパークで始まった。クリアランス金属の理解促進や社会定着を図る目的で、ベンチやスタンドテーブルが並んでいる。9日まで。
廃炉原発から出る廃棄物のリサイクルビジネスをテーマに若狭湾エネルギー研究センター(敦賀市)で今月14、15日開かれる「つるが国際シンポジウム」(文部科学省主催)の関連イベントとして企画された。
クリアランス金属の再利用に取り組む敦賀工高生がデザインしたテーブルや日本原子力発電の原発から出た廃材を使ったベンチを置き、駅利用者の休憩場所として開放。日本原子力研究開発機構の新型転換炉ふげん(敦賀市)で保管されている、リサイクル前のクリアランス金属を「敷石」のように並べて、おしゃれな空間にしつられている。
クリアランス金属や原子力リサイクルに関する解説パネルも掲示している。若狭湾エネ研の担当者は「実際に見て、触れて、クリアランス金属製品に関心を持ってもらえれば」と話していた。14、15日のシンポジウムは参加無料、申し込み不要で誰でも聴講できる。
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