11月1日に今季の営業が始まるアイスアリーナ=敦賀市のニューサンピア敦賀

 福井県内唯一の屋内アイススケートリンクを持つ敦賀市のニューサンピア敦賀「アイスアリーナ」が11月1日に今季の営業を開始する。9月中旬から進められていた製氷作業は完了し、氷は上々の出来栄え。マネージャーの川上さんは「高い外気温などで苦労もあったが、一丸で乗り切った。愛好家から一流のスケーターまで満足のいくリンクになった」と胸を張っている。

 60メートル×30メートルのアリーナは北陸唯一の日本スケート連盟公式リンク。家族連れやカップルなどの愛好家のほか、国内外の大会で活躍している有名選手も練習で訪れている。

 製氷作業は、マイナス10度ほどの不凍液が流れるチューブが敷き詰められた床に水をまいて進める。今年は9月21日にスタートしたものの、冷凍機の一部に不具合が発生。外気温も高く、最初は作業が思うように進まなかった。

 人員を増やし、ピーク時は24時間体制で水をまくなどし、今月中旬までに目安となっている厚さ7センチの氷に仕上げた。川上さんは「毎年楽しみにしてくれる人たちのことを思って頑張れた。大勢の人に訪れてほしい」と期待している。

 一般営業は来年5月末まで。平日は午後3~6時、土日祝日、冬休み、春休み期間は午前10時~午後5時半。料金は高校生以上1700円、中学生1300円、小学生以下1100円。貸し靴料は1足600円。貸し切り営業は1時間3万2千円。問い合わせ、予約はニューサンピア敦賀=電話0770(24)2111。

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