浦安の舞を奉納する児童=12日、高浜町宮崎の佐伎治神社

 福井県高浜町宮崎の佐伎治(さきち)神社の秋季例大祭が10月12日、始まった。地元の女子児童らが能舞台で優雅に浦安の舞を奉納し五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願った。

 例大祭は毎年10月12日(前日祭)と13日(本日祭)に行われ、小学6年生が舞っている。今年は高浜小の9人が8月中旬から稽古に取り組んできた。

 神事の後、境内の能舞台で、4人一組で扇や鈴を手に優美に舞を5回披露した。山崎栞奈さんは「きれいに見えるよう、みんなと動きを合わせることを練習してきた」、大川穂夏さんは「振りを大きくすることを意識した」と晴れ舞台を務めた。この日午後は子ども神輿(みこし)4基が巡幸した。

 13日も舞を4回奉納するほか、6月に行われた同神社の式年大祭「高浜七年祭」で披露された囃子(はやし)を中町、大西、横町区の若連中が奉納する。

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