• 若狭彦神社へ入る遠敷大太鼓保存会のメンバー=11日、小浜市竜前
  • 本殿前で稚児舞を披露する女子児童=11日、小浜市竜前の若狭彦神社
  • 「神様に届いて」
  • 太鼓をたたく子ども
  • 太鼓をたたく子ども
  • 地区内を巡行する一行
  • 稚児舞を担った地元の小学生
  • 若狭彦神社へ向かう一行
  • 遠敷祭りに参加した地元の子どもたち
  • 若狭彦神社に入る一行
  • 棒振りを披露する若衆
若狭彦神社へ入る遠敷大太鼓保存会のメンバー=11日、小浜市竜前

 福井県小浜市遠敷地区の若狭彦神社(竜前)と若狭姫神社(遠敷)の秋の例祭「遠敷祭り」が10月11日始まった。地元住民らが太鼓や笛、かねの音を響かせながら地区内を巡行。若狭彦神社に大太鼓、神楽をそれぞれ奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。

 祭りは「若狭一の宮」として知られる両神社に古くから伝わる。大太鼓は今年、遠敷1~6丁目の住民でつくる「遠敷大太鼓保存会」が担当。神楽は2年に1度の出番の年に当たり、検見坂、池田の両区民でつくる「検見坂・池田神楽保存会」が担った。

 黄色い着物を身にまとった保存会員は、それぞれに地区内の本陣を出発。神楽保存会は笛などを奏でながら地区内を練り歩き、約80人が若狭彦神社に到着。本殿前で、石田紘彩さんら地元の小学4年の女児4人が「稚児舞」をあでやかに披露。見物客らから拍手が贈られた。続いて笛や太鼓を鳴らし奉納した。

 これに先立ち大太鼓保存会も太鼓を奉納。保護者に抱きかかえられた幼児や、大人らが順番に打ち鳴らした。12日は若狭姫神社に奉納する。

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