火の粉をまき散らしながら回転するたいまつ=6日夜、おおい町成海

 福井県おおい町の火祭り「第31回若狭おおいのスーパー大火勢(おおがせ)」(福井新聞社後援)が9月6日夜、同町成海のうみんぴあ大飯エリアで開かれた。巨大なたいまつが豪快に回され、迫力ある炎の渦が会場を照らした。

 午後5時50分ごろ、若衆や一般参加者計約250人がたいまつを手に会場内を約350メートル歩き、炎の列をなした。

 夕闇が広がった午後7時5分ごろ、高さ約20メートル、重さ約1トンの巨大たいまつに「悠久の炎」を点火し、ゆっくり引き起こした。水をかぶった若衆が「ヤッサー」と気勢をあげて、勢いよくたいまつを回転。激しい炎と舞い散る火の粉が夜空を赤く染める光景に観客は魅了されていた。

 たいまつが倒されると同時に1万発の花火が打ち上げられ、盛大にフィナーレを飾った。

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