お城フェス　にぎわい表現　メインビジュアル完成　小浜で１０月２５、２６日開催　石原良純さんら講演

• 越前若狭お城フェス２０２５のメインビジュアル
• 石原良純さん

越前若狭お城フェス２０２５のメインビジュアル

　福井県小浜市で１０月２５、２６日に開かれる「越前若狭お城フェス２０２５」で、ポスターやチラシに活用するメインビジュアルが完成した。小浜城のたもとに全国の城の旗２５本が並び、人々が行き交う構図。城好きを公言する俳優で気象予報士の石原良純さんの講演などを繰り広げるフェスのにぎわいを表現した。

　小浜城は、１６００年の関ケ原の戦いで軍功を上げた京極高次が若狭国に入って築城を始め、３６年に小浜藩主酒井忠勝が天守閣を完成させた。１８７１年に火災で大部分が焼失。現在は石垣が残るのみとなり、本丸跡に忠勝を祭る小浜神社がある。メインビジュアルの城のデザインは、小浜城と天守閣が描かれた酒井家文庫の絵図を基にした。

　フェスは、福井県内をはじめ北陸新幹線沿線や岐阜、滋賀などの関係団体がＪＡ福井県小浜支店にブースを出展する。石原さんや歴史家で作家の加来耕三さんらが市総合福祉センターで講演する。県立若狭歴史博物館駐車場では、越前和紙の紙すきや越前宮大工体験を楽しめる。

　フェスは県や嶺南６市町、ふくい城巡りプロジェクト実行委員会などでつくる実行委が主催。問い合わせは運営事務局（福井新聞社クロスメディアビジネス局内）＝電話０７７６（４３）３００４。