
はしご乗りの妙技を披露するつるが鳶保存会=4日、敦賀市神楽町1丁目
敦賀まつりでは敦賀消防団の消防鳶(とび)隊「つるが鳶保存会」が神楽通りで演技を披露した。高さ約6メートルのはしごの上で、乗り手9人がアクロバティックな技を見せ、火消しの心意気を示した。
約60人が3隊に分かれて演技。乗り手は軽快にはしごを登り、火災の状況を確認する「火の見」や、屋根から屋根へ飛び回る町火消しの意気込みを示した「八艘」など技を次々と披露し、観衆から大きな拍手が送られていた。
つるが鳶は新規団員の獲得などを目的に2006年に結成した。鳶の歴史と伝統を“文化遺産”として継承していこうと、昨年から「つるが鳶保存会」に団体の名称を変更した。
近年、消防団員のなり手不足で、メンバーの高齢化が進んでおり、乗り手リーダーは「大勢の人に見てもらい、つるが鳶や消防団の存在をアピールできた。ぜひ仲間に加わってほしい」と話していた。
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