
主役を務めるのせりんさん(左)とヒロイン役の伊礼姫奈さん=25日、高浜町和田の若狭和田ビーチ
若狭和田ビーチで行われた映画「(仮)ブルーフラッグ 太陽の守護神」の撮影
主役を務めるのせりんさん(左)とヒロイン役の伊礼姫奈さん=25日、高浜町和田の若狭和田ビーチ
福井県高浜町の若狭和田ビーチを舞台に、ライフセーバーらの活躍を描く映画「(仮)ブルーフラッグ 太陽の守護神」が8月25日、クランクインした。この日行われた会見でキャストも発表され、主人公の大学生役にのせりんさん、ヒロイン役に伊礼姫奈さんの両俳優を起用した。撮影は嶺南6市町で9月上旬まで続けられる。
映画は都会の大学生が親戚のいる高浜での出会いを機に、ライフセーバーを目指していくストーリーで、人と関わりながら成長する姿を描いた青春群像劇。
若狭和田ビーチで行われた会見で、キャストが発表された。ライフセーバーのモデルとなった「若狭和田ライフセービングクラブ」のリーダー役を徳重聡さん、その妻役を中山エミリさんが演じる。町産業振興課長役で風間トオルさん、町水難救助員会長役で西岡徳馬さんが出演する。県内出身者では酒井大地さん、中山卓也さん、エキストラで町内外の70人が登場する。
24日に高浜入りした出演者の一部が、会見に出席。のせりんさんは「きれいな海を多くの人に知ってもらえるよう、良い作品にしたい」と意欲を述べた。メガホンを取る児玉宜久監督は「人を救うこと、そして大自然の中で生きるという部分で、青春映画を撮りたかった。この海が新しい映画の題材としてふさわしいと感じた」と話した。
会見後、早速同ビーチで撮影が行われ、ライフセーバーが迷子を捜すシーンなどを撮影した。
9月11日まで高浜を中心に嶺南地域で撮影する。来年5月ごろから、全国の映画館で公開を予定している。
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