• 高浜七年祭の名場面を捉えた写真展=7月25日、高浜町郷土資料館
  • 写真展で展示された、神輿を担ぐ男衆らを写した写真=7月25日、高浜町郷土資料館
  • 写真展で展示された、曳山芸能を奉納する芸能衆らの写真=7月25日、高浜町郷土資料館
  • 各区住民が着用したオリジナルTシャツ=7月25日、高浜町郷土資料館
高浜七年祭の名場面を捉えた写真展=7月25日、高浜町郷土資料館

 福井県高浜町で6月に行われた佐伎治(さきち)神社(高浜町宮崎)の式年大祭「高浜七年祭」の写真展が、同町郷土資料館で開かれている。気合あふれる神輿(みこし)や、優雅な曳山芸能などを収めた約150点を展示。7日間にわたりまちを熱気で包んだ6年に1度の祭りを振り返っている。9月14日まで。

 祭りは450年以上の歴史があるとされ、県指定無形民俗文化財に指定されている。京都の祇園祭と同様に疫病を鎮める御霊会(ごりょうえ)の性質を持つ。今回は6月15~21日に営まれた。

 写真展には同館学芸員らが7日間密着して撮影した“名場面”を並べた。神輿を担ぐ男衆の気迫は写真越しにも伝わり、太鼓の打ち手には躍動感があふれる。ぎりぎりで太刀を避ける太刀振りや、あでやかに舞う舞踊、砂ぼこりを上げながら、神輿を担ぎ勇壮に砂浜を練る足洗いの儀などのシーンが一堂に披露され見応えがある。

 祭りで各区住民が着用したオリジナルTシャツの一部も集めて紹介した。カラフルで、区名をあしらったものなど、各区の誇りや愛着が詰まっている。

 8月9日午後1時半から、学芸員による展示解説がある。

 午前9時~午後5時、火曜休館。一般200円。問い合わせは同館=電話0770(72)5270

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