愛称が決まった3羽のコウノトリ。左から陽、幸生、健翔=6月11日、小浜市国富地区(日本野鳥の会福井県会員提供)

 福井県小浜市国富地区の人工巣塔で今春生まれた国の特別天然記念物コウノトリ3羽の愛称が決まり7月24日、市が発表した。雄の2羽は「幸生(こうせい)」(個体番号J0855)と「健翔(けんと)」(同J0857)、雌1羽は「陽(ひな)」(同J0856)と名付けられた。

 地元の「コウノトリの郷づくり推進会」が小浜美郷小児童に命名を依頼。幸生は「いつまでも幸せに生きてほしい」、健翔は「健康で生き生きと飛んでほしい」、陽は「太陽のように明るく」との願いが込められている。市は3羽に特別住民票を交付した。

 3羽は6月16日までに巣立ちが確認されている。親は兵庫県養父市生まれの雄「誠」と島根県雲南市生まれの雌「はるか」で、2021年から同じ巣塔で営巣している。

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