
「100年フード」に認定された敦賀のおぼろ昆布(港都つるが観光協会提供)
文化庁は3月14日、地域に根付く食文化をPRする「100年フード」に、「敦賀のおぼろ昆布」など28道府県の50件を認定した。郷土料理やB級グルメが対象で認定は4回目。福井県内の認定は計10件となった。
敦賀のおぼろ昆布は、酢に漬けて柔らかくした昆布の表面を職人が専用の包丁で一枚一枚薄く削り出して作る。和食に欠かせない昆布のうまみを手軽に料理に添えることができる。
今回、江戸時代以前から伝わる「伝統」部門で認定され、認定フードのうち特に評価が高い「有識者特別賞」も受賞した。特別賞は全国で4件が選ばれた。
「100年フード」の認定制度は2021年度に創設された。県内からはこれまでに「へしこ」「福井のソースカツ丼」「勝山北谷の鯖(さば)の熟(な)れ鮨(ず)し」などが認定されている。
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