自然に恵まれ、清らかな水が豊富な若狭路。

この土地で作られる日本酒にはそれらの恵みがぎゅっと凝縮されています。

今回は、若狭路にある地酒の蔵元を3つご紹介します。

新鮮な海の幸、山の幸と一緒に、とっておきの一杯を味わってください。

 

1. 三宅彦右衛門酒造(美浜町)

三宅彦右衛門酒造

住所:三方郡美浜町早瀬21-7
☎0770-32-0303
営業時間:8:30~17:00(12:00~13:00は休み)

海と山が織り成す景観が美しい三方五湖のほとりにある三宅彦右衛門酒造は、享保3(1718)年に創業した老舗蔵です。 仕込みに使う井戸水はミネラルが豊富なため発酵力が強く、しっかりと味がのった辛口の酒が醸されます。 代表的銘柄は、芯のある味わいが飲む人をうならせる「早瀬浦」。県内はもちろん全国の日本酒通の間でも、知る人ぞ知る銘柄として好まれています。純米大吟醸から生酒までさまざまなタイプがそろっています。

 

2. 鳥浜酒造(若狭町)

鳥浜酒造

住所:三方上中郡若狭町鳥浜59-30
☎0770-45-0021
営業時間:10:00~16:00

大正9(1920)年に誕生した酒蔵で、福井県内の蔵元としては珍しく甘口のお酒を造る蔵として知られています。 地元では三方湖で取れるコイやフナなどの川魚を、砂糖や醤油を多く使って味付けを濃くしていただきます。 そのため日本酒も甘めで濃いタイプが好まれてきたのです。 代表的銘柄の「加茂栄」をはじめ、主に女性や若い方に向けた「鳥浜」や、「若狭自慢」などが人気です。 なお店舗兼醸造所の建物と、その入り口のすぐ横にあるレンガ造りの高さ13メートルの煙突は、共に登録有形文化財(建造物)であり地域のシンボルとして親しまれています。

 

3. 小浜酒造(小浜市)

小浜酒造

住所:小浜市中井18-34
☎0770-64-5473
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜

小浜酒造は、1830(文政13)年からの歴史を持つ「株式会社わかさ冨士」からの事業継承により、平成28(2018)年に新たに設立された酒蔵です。 築100年以上の歴史ある酒蔵で、ベテランの杜氏が醸した「わかさ」シリーズや、地元・宮川地区産の山田錦を原料米とした純米酒「華の郷」が人気です。 また、地元の米と水をベースとした地域限定オリジナル酒づくりにも積極的に取り組んでいます。