福井県敦賀市気比中の2年生が11月11日、地元敦賀や県内観光地の見どころをまとめたPR掲示物24枚を敦賀駅前商店街のアーケード掲示板に貼りだした。2週間ごとに入れ替え、福井の魅力を幅広く伝えていく。
生徒は、1年時から地元の魅力を再発見する学習に取り組んでおり、昨秋の校外学習では福井や勝山、坂井市なども訪ねた。内容を観光客にも知ってもらおうと、駅前商店街振興組合に協力を求めた。
写真とともに紹介し、気比神宮は「神聖な空気を感じられる。大鳥居前は、朝はまだ人が少ないのでじっくり見るのにオススメ」と実際に足を運んだ感想を記述。敦賀港などを一望できる金ケ崎宮や、敦賀を訪れた俳人松尾芭蕉も紹介している。勝山市の県立恐竜博物館や、陸上100メートル走で日本初の9秒98が出た福井市の県営陸上競技場の掲示物もある。
河藤理事長は「地元の中学生が独自の目線で調べた。観光で訪れた人に読んで、共感してほしい」と期待。金ケ崎宮がお勧めという張田さんは「PRのポイントを書いて改めて魅力を感じた。ぜひ行ってほしい」と話した。
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