県園芸体験施設「園芸LABOの丘」をPRする番組の一場面

 福井県美浜町公設塾「放課後教室サン」の中学生がこのほど、町内の観光施設をPRする番組を制作した。約2カ月かけて取材や台本制作、撮影、編集など全て自分たちで行い、3施設の魅力を伝えている。

 放課後教室サンは、JR美浜駅から町生涯学習センターなびあすまでのエリア「にぎわいゾーン」の活性化を図る町の「みはまシナプスプロジェクト」の核である「学びを軸とした次世代まちづくり事業」の一環。昨年10月にオープンし、11月6日現在で町内の小中学生43人が通い、探究学習を行っている。

 番組制作は中学1~3年の17人が取り組んだ。チームごとに県園芸体験施設「園芸LABOの丘」と町健康楽膳拠点施設「こるぱ」、町レイクセンターの各施設を紹介する番組を作った。

 園芸LABOの丘の番組は、学校生活に悩みを抱えている男子2人が同施設でピザ作りを体験し、元気を取り戻すストーリー。「『学ぶ』『作る』『食べる』の体験ができ、園芸について楽しく遊びながら学べる施設」と紹介している。

 番組制作に密着した動画もある。9月28日には町保健福祉センターはあとぴあで上映会を行った。放課後教室サンを運営する「FoundingBase」(本社東京)の藤村さんは「今回の活動を通じ、美浜への愛着が深まっていたらうれしい」と期待した。

 番組は放課後教室サンのユーチューブチャンネルで公開している。

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