児童虐待のない社会を目指す「オレンジシンボル運動」にちなみ、福井県敦賀市金ケ崎町の市資料館「人道の港敦賀ムゼウム」の建物が運動期間の11月30日まで、オレンジ色にライトアップされている。
資料館は、1920年代に敦賀に上陸したポーランド孤児らを受け入れた史実を紹介。趣旨に賛同した敦賀市が「児童虐待防止推進月間」に合わせ、毎日午後6時から3時間、点灯している。
洋館を模した施設は、オレンジ色のフィルムをかぶせた12基の投光器による柔らかな光に照らされている。市の担当者は「市民に虐待防止への関心を高めてもらいたい。家庭のことで困っている人がいれば、市の子ども家庭相談室や児童相談所虐待対応ダイヤル『189(いちはやく)』に相談してほしい」と話している。
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