福井県高浜町の若狭和田ビーチを舞台に、ライフセーバーらの活躍を描く映画「(仮)太陽の守護神」の製作発表会が10月17日同町で開かれ、児玉宜久監督は「ライフセーバーの活躍、やりがいを中心に据え熱いドラマを描きたい」と意気込みを語った。映画は2026年春、公開予定。
映画は児玉監督によるオリジナル脚本。優れたビーチに与えられる国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得している同ビーチを舞台に、地元住民らでつくる「若狭和田ライフセービングクラブ」をモデルにした青春群像劇にする。
児玉監督と河合広栄プロデューサーは、えちぜん鉄道を舞台にした映画「えちてつ物語」(18年公開)を制作。福井の眼鏡産業の黎明(れいめい)期を描いた映画「おしょりん」(23年公開)も制作した。
児玉監督と会見に臨んだ河合さんは「美しい海を次世代に継承するため地元の皆さんと監督、スタッフキャストが一丸となって取り組みたい」と話した。同クラブの代表は「地道な活動に注目してもらい光栄。(映画を通し)活動を知ってもらえれば」と期待を込めた。
製作委員会はこの日発足し、出演者は来年5月中旬ごろ発表される。制作費は5千万円。撮影は来年8月~9月に行う予定。ロケ地は若狭和田ビーチを中心に嶺南地域一帯となる。
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