水彩画や写真など力作約150点が並ぶ「わかさアートの祭典」=11日、小浜市の県立若狭図書学習センター

 第65回小浜市総合文化祭が10月11日、市内で開幕した。美術展や俳句、生け花など各団体による催しが11月30日まで行われる。

 市文化協会の主催。秋の美術展「わかさアートの祭典」(県立若狭図書学習センター)を皮切りに、市文化会館など各会場で順次行われる。

 わかさアートの祭典には、アート久須夜、絵画サークルわかさ、日本水彩画会福井支部、若州写真倶楽部、文化会館子ども美術教室の5団体が、油絵や水彩画、写真など約150点の作品を出品した。

 長谷川さんのデジタル画「石魚」は木を彫りその上に色をプリントし、魚の化石を立体的に表現した。岡さんの油絵「0歳の記憶」は、母から聞いた福井空襲の記憶を基に、戦禍で逃げる家族を繊細な筆遣いで描いた。このほか、同美術教室に参加する子どもたちが風船を膨らまし、その上に紙を貼って絵を塗り地球に見立てた造形作品などもある。

 美術展は13日まで。午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)。

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