福井県内唯一の屋内アイススケートリンク、敦賀市のニューサンピア敦賀「アイスアリーナ」が11月2日、今季の一般営業を開始する。リンクの製氷作業は9月17日からスタートし、大詰めの段階。責任者の川上さんは「今年の製氷作業は外気温が高く大変だったが、最高のリンクに仕上げるため微調整を続けていく」と話している。
60メートル×30メートルのアリーナは、有名スケート選手も練習で訪れる北陸唯一の日本スケート連盟公式リンク。マイナス10度ほどの不凍液が流れるチューブが入ったマットが敷き詰められ、水をまいて氷を作る。1回の散水当たりの製氷の厚さは1ミリ前後。90回を目安に、1、2時間おきに根気強く散水を繰り返す。
「外気温の影響で水をまいても氷ができないイレギュラーもあった」と苦労を話す川上さん。気温が低くなる夜から朝にかけて、2人体制で散水に取り組んだという。完成目安は厚さ7センチ前後で、9日現在は約6センチ。川上さんは「多くのお客さんが楽しんで滑る姿を早く見たい」と、氷の上に水が均等に乗っているかなど、慎重に確認しながらリンクを作る。
今季は来年5月6日まで一般営業する。平日は午後3~6時、土日祝日や冬休み期間中は午前10時~午後5時半。料金は高校生以上1500円、中学生千円、小学生以下800円。貸し靴料は1足600円。
一般営業前の10月14、15、16、17日には、浅田真央さんや宇野昌磨さんら多くの有力選手の育成に携わった「LYSフィギュアスケートクラブ」(愛知県)ヘッドコーチ、樋口さんによるスケート教室が開かれる。対象は4歳以上で、滑りの基本から学べる。参加料1回2千円、各回定員30人(先着順)。申し込み、問い合わせはニューサンピア敦賀=電話0770(24)2111。
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