北陸デスティネーションキャンペーンで福井県を訪れる観光客を歓迎するアーケードフラッグ=30日、福井駅の自由通路(山崎彩撮影)

 福井、石川、富山の北陸3県とJRなどによる大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」が10月1日から始まる。12月末までの期間中、福井県内ではあわら温泉のグルメイベントや敦賀市の鉄道フェスティバルなど多彩な催しを展開。自然、食、温泉といった福井の魅力を全国に発信する。

 北陸での開催は、北陸新幹線長野―金沢間が開業した2015年以来。「ジャパニーズ・ビューティー・ホクリク~日本の美は、北陸にあり。~」をキャッチフレーズに掲げ、北陸3県でさまざまな企画を展開する。

 10月1日からは、北陸3県の観光施設などを巡ると抽選で景品が当たるデジタルスタンプラリーがスタートする。福井県内では6日、福井市観光交流センター屋内広場でオープニングイベントを行い、県内各地で順次イベントを繰り広げる。あわら市では19、20日に「ふるさとうまいもん祭り」、敦賀市では11月16、17日に鉄道模型Nゲージのジオラマなどを展示する「つるが鉄道フェスティバル」がある。

 福井駅前電車通りなど駅西口周辺では9月30日、福井市が北陸新幹線と市のイメージロゴ「福いいネ!」をあしらったアーケードフラッグ約80枚を設置。北陸DCで福井駅を訪れる観光客をもてなす準備を整えた。

 前回の北陸DCでは、福井県内の主要観光地6カ所の入り込み客数は前年同期比26・8%増だった。敦賀開業を受けた今回、県は前回を上回る成果を見込んでいる。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)