• 巨大たいまつが炎の渦を作り観客を魅了した「スーパー大火勢」=15日夜、おおい町成海(杉本哲大撮影)
  • 炎の渦を巻きながら、花火との共演も見られた巨大たいまつ「スーパー大火勢」=15日夜、おおい町成海(杉本哲大撮影)
巨大たいまつが炎の渦を作り観客を魅了した「スーパー大火勢」=15日夜、おおい町成海(杉本哲大撮影)

 福井県おおい町の火祭り「第30回若狭おおいのスーパー大火勢(おおがせ)」(福井新聞社後援)が9月15日夜、同町成海のうみんぴあ大飯エリアで行われた。燃えさかる巨大たいまつが勢いよく回り、迫力ある炎の渦が観客を魅了した。

 若衆や一般参列者ら約250人による「たいまつ行列」が午後5時半ごろから始まり、会場までの約350メートルを練り歩いた。広場に横たわる高さ約20メートル、重さ約1トンの巨大たいまつに「悠久の炎」を点火し、ゆっくりと引き起こした。

 水をかぶった若衆が「ヤーッサー」と掛け声を上げながら豪快にたいまつを回転させた。辺りに火の粉をまき散らして夜空を赤く染め上げ、観客は幻想的な光景に見入っていた。

 その後1万3千発の花火が打ち上がり、大火勢を一層盛り上げた。

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