米国出身の写真家の男性が福井県小浜市を拠点に国内外で活動している。自身のブログや交流サイト(SNS)には小浜の日常を捉えた美しい写真がずらり。男性は「小浜はクリエーティブでパッションのある人が多い。こんな町は他にない」と魅力を語る。
男性はショーン・ブレクトさん。米国のグアム生まれでテキサス州育ち。日本や米国で建築デザインの会社などに勤務し、2012年から日本を拠点に写真家として活動している。
小浜に来る前は高松市の旅行会社に勤めていた。知人の勧めで昨年6月に初めて小浜を訪問し、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている小浜西組などを回った。「田舎だけど空き家も少なく、町として生きている」と感銘を受けたブレクトさん。日本を離れようと思っていたが10月に引っ越した。
ブレクトさんのブログやインスタグラムには美しい自然や趣のある寺社、祭りを楽しむ市民などの写真や動画が掲載されている。ブレクトさんは「歩いていると次から次へと新しい物が出てくる。外から来たからこそ、小浜の価値も見やすい」と話す。
海外にも写真撮影に行く傍ら、市の第三セクター「まちづくり小浜」に協力し、小浜に訪れた外国人のガイドも行う。「小浜の人はフレンドリーで温かみがあり、外国人でも受け入れてくれる。本物の日本人に会うなら小浜に来てほしい」と熱く語る。
ブログはインスタグラムで「MyTownObama」と検索すると閲覧できる。
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