福井県敦賀の夏の風物詩「第75回とうろう流しと大花火大会」(敦賀観光協会主催、福井新聞社協賛)が8月16日夜、敦賀市の気比の松原で開かれた。北陸新幹線敦賀延伸をメインテーマにした約1万発の花火が夜空を彩り、訪れた約22万人(主催者発表)を魅了した。
新型コロナウイルス禍や天候不順の影響で6年ぶりの開催となった。午後6時半、約6千個の灯ろうが、読経が響く中ゆっくりと海へ流され、観覧者は故人や戦没者を悼んだ。
花火は「かがやきの、その先へ 敦賀と未来をつなぐ光」をテーマに全6幕で構成。1幕では北陸新幹線の車両カラーの青、銅、白色の花火が、開業元年を記念して2024発打ち上げられた。2幕では新幹線沿線の東京都や埼玉県、長野県、石川県の花火師による15作品が華やかに“競演”。久々の花火大会を待ちわびていた市民や観光客から大きな拍手が湧き起こっていた。
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