絵画や版画など個性豊かな作品が並ぶ美浜美術作家展=3日、美浜町生涯学習センターなびあす

 第5回美浜美術作家展(福井新聞社後援)は8月3日、福井県美浜町生涯学習センターなびあすで始まった。絵画や彫刻、版画など町在住や出身作家の個性豊かな作品が並んでいる。16日まで。

 美浜美術作家会が主催し、11人が48点を出品した。高橋はるかさんは、真っ白い紙に凹凸をつけるエンボス加工の版画作品「楽園」シリーズを出品。ファンタジーな妖精や太陽などの模様が浮かび上がる。三好万里子さんは直径70センチほどの丸太を彫って人の顔をつくった。迫力のある作品からは彫り進めるときの緊張感が伝わってくる。

 鉛筆で猫を描いた作品はひげの一本まで細やかに表現。古代文字を図形としてとらえた現代美術作品は、白と黒のコントラストが来場者を引きつけている。連携作品展として美方高美術部の19点と美浜中美術部の15点も同時に並べている。

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