昨年の大会で気比の松原を背に駆け抜けるハーフのランナー=2023年10月15日、敦賀市櫛川(山崎彩撮影)

 日本三大松原の一つ「気比の松原」を駆け抜ける第43回敦賀マラソン(敦賀市、市教委、市スポーツ協会、福井新聞社主催)が10月20日、市総合運動公園陸上競技場を発着点とするコースで行われる。昨年19年ぶりに復活した「ハーフ」に新たな種目「50歳以上男子」を追加。8月19日までエントリーを受け付けている。

 嶺南屈指のマラソン大会で、昨年は1654人が参加した。今回は北陸新幹線延伸後初の大会で、市はさいたまマラソン(2月)や安曇野ハーフマラソン(6月)など新幹線沿線自治体の大会に出向いてPRを強化。新幹線の始発終着駅として敦賀の知名度は高まっており、事務局は2千人以上の参加を見込んでいる。

 ハーフ、10キロ、5キロ、3キロ、2キロの5コースで、年齢や性別、親子ペアなどそれぞれの体力や目的に応じて18種目用意。ハーフは古刹(こさつ)・西福寺を経て、気比の松原を通過。笙の川にかかる松原橋を渡り、金ケ崎緑地を越えて、敦賀新港近くで折り返す。スムーズな大会運営や速やかな交通規制解除のため、ハーフに限って関門を5カ所設け、関門ごとに設定された時間までにランナーは通過しなければならない。

 参加料は小中学生、ファミリーの部千円、高校生、ジョギングの部1500円、一般(ハーフ以外)3千円、一般(ハーフ)4千円。当日受け付けは行わず、アスリートビブスやランナーズチップ、参加賞は事前に参加者に郵送する。

 当日は午前9時からのハーフを皮切りに順次スタート。完走証はウェブ上でのみ発行する。ジョギングの部を除く1~8位に賞状とメダルが贈呈される。

 申し込みは、インターネットサイト「ランネット」のほか、郵便払込取扱票に必要事項を明記し参加料を添えて郵便局に提出する。スポーツ少年団や小中学校の部活動など10人以上の一括申し込みに限り、事務局で直接受け付ける。問い合わせは大会事務局(市スポーツ振興課)=電話0770(22)8155。

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