福井県嶺南地域の活性化を図る一般社団法人「若狭路活性化研究所」(若狭町)は9~11月の3カ月間、オートバイのツーリングフェスティバル「若狭湾風遊騎」を初めて開く。ライダーは嶺南6市町と隣接する京都府北部5市町の道の駅や絶景スポット、体験施設を巡ってポイントを集め、抽選で景品を獲得する。エントリー者限定のイベントも開かれる。
ツーリングを楽しんでもらい、若狭湾エリアの活性化につなげようと企画。昨秋から開催に向けて準備してきた。7月末まで参加を受け付けている。
ポイント地点は「道の駅」が15カ所で各1ポイント、「絶景」が20カ所で各2ポイント、「体験」が15カ所で各3ポイントもらえる。20、40、60ポイント以上と全制覇100ポイントの4段階の獲得ポイントに応じて景品が抽選で当たる。20ポイント以上では100人に5千円相当、100ポイントでは5人に10万円相当で、景品は特産物や宿泊券、ライダー向けのオーダーメード品などを予定している。
参加者の居住都道府県ごとのポイント最多獲得者には、小浜市のガラス工房のオリジナルグラスを贈る。各ポイント地点などでは割引やドリンクサービスの特典が受けられる。
エントリー者限定のイベントは、日本人で初めてサハラ砂漠をオートバイで横断した賀曽利隆さんらのトークショーや海外製オートバイの展示販売、ウナギ筒漁やレザークラフト体験など。若狭町を中心に30回ほど開く予定。9月1日はおおい町総合運動公園体育館でオープニングイベントが開かれ、バイク旅好きの人気ユーチューバーこつぶさんがゲスト参加する。
若狭路活性化研究所の中川さんは「海岸線を駆け抜ける爽快感が堪能できる。イベントでは『バイクが好き』という共通点を持つ人同士で地域の魅力を体感してほしい」と期待している。
エントリー費は1人1万3千円で参加にはスマートフォンが必要。公式サイトから申し込む。人数制限があるイベントは先着順で、別途料金が必要なものもある。問い合わせは同研究所=電話0770(47)1747。
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