福井県敦賀観光協会の本年度通常総会が6月6日、市プラザ萬象で開かれた。新型コロナウイルス禍や台風の影響で5年連続中止となっている夏の風物詩の大花火大会について、今年から延期日を設け、6年ぶりの開催を目指すことを決めた。
「とうろう流しと大花火大会」は戦没者慰霊の送り火のため1950年に始まった。2019年は台風接近、20、21年は新型コロナの感染拡大、22年は直前の雷雨、23年は台風接近に伴い中止された。中止前の18年は18万5千人が来場した。
今年は8月16日に開催することとし、天候不順などに備えて同24日を予備日に設定。開催の可能性を高めて夏の集客力向上に努める。北陸新幹線敦賀開業後初の大会となるため来場者増を想定し、万全の警備体制を敷き、敦賀駅からの2次アクセスを確保し、安全安心な大会を目指すとした。
気比の松原海水浴場の開設期間は7月13日~8月18日の37日間とした。昨年に続き、バーベキューは浜茶屋管理下以外は禁止とし、家族で安心して海水浴を楽しめるよう配慮する。
総会のあいさつで池田会長は「今のにぎわいを一過性のものでなく持続させていくため、まちづくりを含めた大きな視野で、市や商工会議所、港都つるがとスクラムを組んで取り組んでいきたい」と述べた。
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