福井県若狭町などで収穫された県特産品「福井梅」の出荷が5月31日、始まった。同町成出のJA福井県梅共同選果場でセレモニーが開かれ、丹精込めて育てた梅の初出荷を祝った。
選果場近くの梅の里保育園の年長児らが出席。福井ウメ振興協議会長を務める渡辺英朗町長は「全国的に梅の成りが少ない中で、若狭町をはじめ県内各地域の梅生産者にはきれいな品質の梅を育てていただいた。全国各地で一粒でも多く売れるよう、振興協議会長として全力でセールスに奔走させていただきたい」とあいさつした。
関係者は手を振りながら「福井梅 初出荷!」の横断幕が掲げられたトラックを見送った。この日は、梅酒作りに適した「剣先」約4トンを県内市場を中心に出荷した。主力品種で梅干し作りに適した「紅映(べにさし)」は6月5日から出荷する。
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