福井県美浜町は5月31日、町内外の幅広い世代の住民の交流促進を目指した「にぎわい交流センター(仮称)」を同町郷市に建てると発表した。小中学生が探究に取り組む公設塾「放課後教室サン」の活動拠点となるほか、コワーキングスペースやゲストハウスも設けられる。来年4月に供用開始予定。
センター建設は、JR美浜駅から町生涯学習センターなびあすまでのエリア「にぎわいゾーン」の活性化を図る「みはまシナプスプロジェクト」の一環で、同ゾーン内に建てる。木造2階建てで延べ床面積約260平方メートル。町と相互友好協力協定を結んでいる福井大が設計を監修した。
1階のコミュニティースペースは、現在同ゾーン内の空き家で活動している放課後教室サンの拠点となる。コワーキングスペースは出張者や学生の利用を想定し、起業セミナーや移住フェアの開催も見込んでいる。
2階がゲストハウスとなり、客室を3部屋設け、最大12人が宿泊できる。町が開くインターンシップ参加者などの利用を想定している。
戸嶋秀樹町長は31日の記者会見で「シナプスプロジェクトの主眼は人づくり。センターを、さまざまな人が集まり、学び、挑戦できる場にする」と力を込めた。
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