開業1周年を迎えた福井県美浜町の道の駅「若狭美浜はまびより」で6月1、2日、記念イベント「美はま食びより~美浜の食にひたる2日間~」が開かれた。銘酒「早瀬浦」の飲み比べや特産品へしこなどの販売ブースが並び、大勢の来場者でにぎわった。
はまびよりは昨年6月2日にオープン。農林水産物直売所やカフェ、一時預かり専門託児所などがある。指定管理者の美浜暮らしブランド(同町)によると、5月末までに約45万人が来場した。
この日、地場産食材の販売ブースでは、来場者がへしこを試食し好みの味を見つけて購入したり、イノシシ肉のメンチカツ丼や鹿肉の缶詰などに興味を示したりしていた。町内の太田そばやイカ丼の提供もあった。来場した同町の男性は「地元の特産へしこに、いろいろな味の工夫がされていた。もっと多くの県外の人にへしこを知ってもらいたい」と話した。
メダカを販売する「メダカフェス」も同時開催され、県内外から15店舗が出店。メダカすくいもあり、多くの家族連れが楽しんでいた。
同駅では近くの観光農園「若狭美浜HAMABERRY」で採れたイチゴを使ったお菓子や、火山灰干しさばなどが人気を呼んでいる。1周年を迎え、同駅オペレーションセンター室長は「カフェなどの飲食店もあり、町内の人も多く来てくれている。今後も美浜の食をPRして、多くの観光客に足を運んでもらえる場所にしていきたい」と話していた。
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