山開きされ軽快に歩みを進める登山客=27日、高浜町中山

 福井県高浜町と京都府舞鶴市にまたがる青葉山(693メートル)の山開き式が4月27日、同町中山の青葉山ハーバルビレッジで行われた。シーズンを待ちに待った登山愛好家らは、景色を楽しみながら登った。

 式は若狭高浜観光協会などが主催。施設内にシャワー棟が新設され、同日から利用を開始することを記念し、毎年関係者のみで行われていた神事に、一般の人も招いて開かれた。西嶋久勝副町長ら関係者を合わせ約35人が参加。本格的なシーズンの始まりを前に、安全を祈った。

 式典後、参加者らは日本海が望める山頂手前の展望台まで、軽快に歩みを進めた。おいと来た堀尾さんは「子どもに山の上からの海の景色を見せてあげたい」と話し、青郷小4年の児童は「登り切れるよう頑張りたい」と意気込んでいた。

 施設近くの登山道から山頂までは約1時間程度。シャワーは男女各2基ずつ、利用料は3分200円。

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