• 古着屋「Bunny Hop」を開いた小中さん=おおい町成海のシーシーパーク
  • パン店「ワカサノパンヤ」を開いた飯塚さん
古着屋「Bunny Hop」を開いた小中さん=おおい町成海のシーシーパーク

 福井県おおい町成海の複合商業施設「SEE SEA PARK(シーシーパーク)」内で、チャレンジショップ制度を活用したパン店と古着屋が相次いでオープンした。飲食業界を熟知した人が開くパン店と、古着が好きな若者のこだわりの店が、新たなにぎわい創出に一役買っている。

 同施設を運営するまちづくり会社「リライトおおい」は、事業を始める人を後押ししようと5区画をチャレンジショップとして、期間限定で賃料を安く提供している。

 古着屋「Bunny Hop」を4月11日に開いた小中さんは2021年2月から約2年間、祖父宅で古着屋を営んでいたが客足が伸びず閉店。それでも「アメリカンな古着の良さを届けたい」と今回、店を再開した。オーダーメードで写真や刺繍(ししゅう)のプリントも受け付けている。

 3月に開店したパン店「ワカサノパンヤ」を営むのは飯塚さん。大阪府の飲食業コンサルタント会社を経営している。パンのこだわりは、職人が手作りした生地を冷凍で仕入れ、棚に並ぶ前日に解凍して当日焼くことで、よりおいしさが増すという。「おおい町の活性化に貢献したい」と意気込んでいる。

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