福井県小浜市多田の多田寺でボタンやツツジが見頃を迎えている。赤や白、ピンクの花が華やかに境内を彩っている。
2018年から住職を務める玉川さんが北陸有数の花の寺を目指そうと植え始めた。ボタンやツツジ、桜、モミジ、ハナショウブなど約2千本を育てている。
約200株あるボタンは1週間ほど前から開花し、早咲きの品種が満開となった。大きく花びらを広げ、ツツジやシャクナゲとの共演が楽しめる。これから遅咲きの品種も咲き始めるといい、見頃は5月5日ごろまで続く。玉川住職は「きれいな花を見ながら参拝してもらい、心も体も健康になってもらいたい」と話した。
5月6日までを「花詣(まい)り」とし、ボタンや桜、今年の干支の龍などがデザインされた限定御朱印(千円)を授与する。集めたお金の一部を能登半島地震の義援金として寄付する。入山拝観料400円、時間は午前9時~午後4時。
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