ハピラインふくいが県内の有人5駅で販売する、オリジナルデザインの交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」が品薄になっている。発注した1万5千枚は、3月16日の開業から1カ月で約1万4千枚が売れ、敦賀駅分はすでに完売。「想定以上の売れ行き」(同社)の中、残る4駅でも当面1人1枚の購入制限を行っている。
同社のロゴマークに使われている緑色やピンク色の三角形、ひし形を組み合わせて、恐竜が歩いている姿をデザイン。通常のカード同様、全国の鉄道やバスで利用でき、電子マネーとして買い物の支払いにも使える。価格は2千円(チャージ1500円、カード発行預かり金500円。預かり金は返却時に返金)。
芦原温泉、福井、鯖江、武生の各駅窓口と券売機、敦賀駅の窓口で販売していたが、敦賀駅分は19日までに完売。1人1枚の購入制限を始めた4駅では、24日からは販売を窓口のみに限定し、券売機で購入できるのは通常デザインだけになる。
同社は追加発注の手続きに入っているが、納入時期は未定。担当者は「予想を上回る好評をいただきありがたい。早期に在庫を確保したい」と話している。
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