レインボーライン山頂公園周辺の観光施設や美浜、若狭両町の特産について紹介している看板=美浜町日向

 福井県美浜、若狭両町にまたがる県道三方五湖レインボーラインの山頂公園を運営する第三セクター「レインボーライン」はこのほど、若狭町三方中の生徒と共同で作った観光周遊マップの看板を同公園のチケット売り場近くに設置した。周辺の観光施設や両町の特産を紹介している。

 マップは、3月に卒業した三方中生10人とレインボーライン、若狭美浜観光協会で制作。中学生は観光施設を実際に訪れて取材し、文章をまとめた。

 看板は縦約120センチ、横約80センチで、美浜町の国吉城跡やへしこ、若狭町の瓜割の滝や熊川宿、梅などを薦めている。県観光連盟の補助を活用しており、チラシも2万部を作った。レインボーラインの粟根支配人は「地元の子どもたちのお薦めの場所にぜひ訪れてほしい」と期待している。

 北陸新幹線開業効果をさらに盛り上げようと、立命館大が制作した水月湖年縞を紹介する漫画と、県海浜自然センターの協力の下、レインボーラインが作った三方五湖の生き物を紹介するポスターも公園内で掲示している。スマートフォンを山にかざすと名前や標高が分かるAR(拡張現実)を使ったアプリを紹介するプレートも設置した。

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