デザインや性能、安全性などを基にモーターボートを審査、表彰する「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2023」で、福井県美浜町と東京海洋大が共同開発した電池推進遊覧船と、再生可能エネルギーによる電力のみで船を運航させるシステムが特別賞を受賞した。
開発・製造事業者をたたえて性能や品質の向上を促し、環境保護や水上安全などにつなげようと、同実行委員会(事務局・一般社団法人日本マリン事業協会内)が毎年開いている。
遊覧船は、発着する美浜町レイクセンターや船体の太陽光パネルなどを使い、再エネによる電力のみで動く全国初の取り組みで、久々子湖と水月湖を巡っている。
町観光誘客課の担当者は「センターでは発電や蓄電の状況などもモニターで見ることができる。子どもたちのエネルギー学習の場としても利用が増えていけば」と話していた。
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