福井県若狭高浜観光協会と高浜町の地域商社「まちから」は3月16日、地元の農水産物を活用した新商品2品を同町塩土のシーフードマーケット「UMIKARA」でお披露目した。試食会も行い、改良に向け意見を募った。
新商品のへしこふりかけは青葉山ハーバルビレッジ(同町)と共同で開発。本来、廃棄されるへしこの米ぬかは栄養素があり、へしこのうま味も残ることから活用を試みた。へしこの風味を残しつつハーブを合わせ、ご飯やサラダに合うさわやかな味わいとなっている。
試作途中のシイラの缶詰の試食会も実施。たんぱくな白身が特徴のシイラは、高浜漁港では漁獲量が最も多い魚種の一つだが、魚価が低く、活用策が模索されている。しょうゆベースで味付けした1品に、試食者は「しょうがが効いていておいしい」「少し脂が足りない」など感想を口にした。夏前の発売を目指す。
同協会の事務局長は「地元の資源を生かし魅力のある特産品ができるよう、今後ブラッシュアップしていきたい」と話した。
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