福井県小浜市国富地区で国の特別天然記念物コウノトリが4年連続で産卵、抱卵したことを記念するパネル展が3月21日、市役所で始まった。豊かな自然の中で過ごすコウノトリや、地元団体の活動風景を写真で伝えている。29日まで。
国富地区の住人らでつくるコウノトリの郷づくり推進会(通称コウの会)が企画した。同地区では2021年から兵庫県生まれの雄「誠」と島根県生まれの雌「はるか」のペアが産卵し、計10羽のひなが巣立っている。
巣塔にたたずんだり、田んぼで餌を探す写真など、コウノトリが小浜で元気に過ごしていることを実感させる。コウの会メンバーが地元の小学生に環境保全をテーマに授業をする風景や、コウノトリの保全や観察などに向けた地元の小中学生の取り組みも紹介している。
同会では「自分たちの活動だけでなく、協力してくれた子どもたちの活動も一緒に見てほしい」と話した。午前8時半~午後5時15分。入場無料。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)