• ユダヤ難民が残した写真を収めた「大迫アルバム」の実物などが並ぶ企画展=15日、敦賀市の資料館「人道の港敦賀ムゼウム」
  • 16日から販売が始まるハンドタオルやメモ帳
ユダヤ難民が残した写真を収めた「大迫アルバム」の実物などが並ぶ企画展=15日、敦賀市の資料館「人道の港敦賀ムゼウム」

 北陸新幹線敦賀開業を記念した企画展「ムゼウムの軌跡~人道の港コレクション~」が敦賀市の資料館「人道の港敦賀ムゼウム」で始まった。ユダヤ難民が残した写真を収めた「大迫アルバム」の実物などを特別展示している。新たなオリジナルグッズの販売も始まる。企画展は6月2日まで。

 ムゼウムでは、大正から昭和初期にかけて敦賀に上陸したポーランド孤児やユダヤ難民の歴史を伝えている。企画展では、収蔵しているが普段は展示していない史料を厳選して並べた。

 大迫アルバムは「ジャパン・ツーリスト・ビューロー」(現JTB)の職員で、ユダヤ難民をウラジオストクから敦賀へ送り届ける海上輸送員として派遣された大迫辰雄氏が持っていたもの。大迫氏が交流し、手助けしたユダヤ難民から譲り受けた写真などがまとめられている。敦賀―ウラジオストク間で運航していた「天草丸」や「さいべりや丸」に乗船していた山口精氏の船員手帳なども展示している。

 新グッズは、ユダヤ難民の敦賀上陸時に地元の少年がリンゴを配ったというエピソードにちなみ、リンゴがデザインされたハンドタオル2種類(各税込み450円)と、クリアファイル2種類(同200円)、メモ帳2種類(同250円)。同館の担当者は「新幹線で来た方の旅の思い出にしてほしい」と期待している。

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