福井県高浜町の地域情報を発信しているラジオ番組「若狭高浜 BLUE BEACH RADIO」の収録が1月26日、高浜中で行われ2年生8人が出演した。生徒は伝統文化、特産品の魅力発信に向けた探究活動の取り組みをラジオ電波を通しアピールした。
番組は町と京都府舞鶴市の放送局「FMまいづる」が共同で制作。町産業振興課の中村広花さんが番組ナビゲーターを務め、ゲスト町民に町の見どころなどを紹介してもらう「まるっと高浜」コーナーなど約9分間の番組となっている。昨年5月から舞鶴市や京都市などを放送エリアに、高浜町のローカルな情報を発信している。
今回の収録で初めて高浜中生徒が出演した。下岡さんらのグループは、日本の伝統文化で同町に残る墨流しや組子細工、座禅の体験イベントを今春に企画していると説明。「高浜町はきれいな海だけじゃない。もっともっと魅力がたくさんある」と強調した。
高橋さんらのグループは、町特産品「杜仲茶(とちゅうちゃ)」を使ったアレンジレシピを考案。今後町内のスーパーなどへレシピ集の設置を目指しており「高浜町の杜仲茶をぜひ味わってみて」と呼びかけていた。
収録に参加した下岡さんは「ラジオを聞いた町内外の人に高浜の魅力を伝えたい」と話し、中村さんは「子どもながらの視点でよく取り組んでいるのが伝わった。生徒のラジオを知って高浜に来てくれる人が増えてほしい」と話していた。
今回の収録分は、2月2日~3月30日の毎週金・土曜日に放送する。放送エリア外でもFMまいづるのホームページから視聴できる。
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