• 2千人規模の単独ライブを行う飯めしあがれこにおさん(右から2人目)と、集客のため知恵を絞る野澤教授ら=福井市の福井工大
  • 集客について意見を交わし、記念写真に収まる福井工大福井中高の生徒とお笑いコンビ「span!」=福井市の福井工大福井中高
2千人規模の単独ライブを行う飯めしあがれこにおさん(右から2人目)と、集客のため知恵を絞る野澤教授ら=福井市の福井工大

 福井県おおい町出身の芸人の単独ライブに2千人を集客できるのか? 吉本興業と包括連携協定を結ぶ金井学園(福井市)は、福井工大の学生らがマーケティングの授業の一環でこの課題に取り組んでいる。3月2日の福井市のフェニックス・プラザでのライブに向けて、アイデアをひねり出そうと、福井工大福井中高の生徒も加わり“総力戦”を繰り広げている。

 舞台に立つのは吉本興業所属で芸歴15年目、福井県住みます芸人の飯(めし)めしあがれこにおさん。炊飯器としゃもじを手に「飯、召し上がってますかー?」のフレーズをつかみに、漫談で観客を炊きたてのご飯のようにほかほかに温めていく芸風だ。昨年4月には単独ライブを若狭町で開催。400枚のチケットを完売させたが嶺北ではまだまだ知名度は低い。

 昨年秋から福井工大経営情報学科の野澤智行教授と学生が集客方法について検討を重ねている。学生とこにおさんとの話し合いでは、学生から「SNSにネタの動画をアップして知名度を上げてはどうか」「ギャグの内容が子どもにウケそうなので、幼稚園や保育園を巡ってライブをPRしては」などの提案があった。

 年末には大阪で活動するお笑いコンビ「span!」が福井工大福井中高を訪れ生徒たちとアイデアを練った。実現可能な意見は取り入れることとし、ゲストとしてお笑いタレントの石田靖さんや、こにおさんの幼なじみの堂前透さん(おおい町出身)のお笑いコンビ「ロングコートダディ」の出演も決まった。

 吉本興業の担当者は「吉本新喜劇が行われる(大阪の)なんばグランド花月の客席は858席なので、2千席は大きな数字。ぜひ埋まってほしい」と期待を寄せる。こにおさんは「大規模なライブで私にとって大きなチャンス。成功には2千席を埋めるしかない。みなさん、助けてください」と泣き落としで来場を呼びかけている。

 単独ライブ「こにックスまつり」は3月2日、午後2時開演。前売り2千円(当日500円増)。FANYチケットで販売。こにおさんから直接購入する「こにお割」は千円で、本人のSNSに連絡を。

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