福井県敦賀市常宮の常宮神社でロウバイと寒紅梅が見頃を迎えている。1月16日は、黄色のロウバイと、寒紅梅のピンクの花が寒空の下で力強く咲き誇っていた。ともに暖冬で例年より2週間ほど早く咲き始め、2月まで楽しめるという。
ロウバイは中国原産の低木で、境内に3本ある。うち1本は昨年末から咲き始め、現在が満開。2~3センチほどのろう細工のような黄色い花が甘い香りを漂わせている。ほかの2本はまだ三分咲き以下。2月中旬までが見頃という。
寒紅梅も境内に3本あり、1本は八分咲き、ほかの2本は五分咲き。2月下旬までが見頃で、ピンク色の鮮やかな花が無数に咲き、境内に彩りを添えている。
境内には四季の花が植えられ、宮本宮司が枝切りや肥料をまくなど世話をしている。2月からは紅梅や白梅、しだれ梅も花を咲かせるという。宮本権禰宜は「多くの人に香りや鮮やかな色を楽しんでほしい」と話している。
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