若狭町が全面改訂した総合観光ガイドブック=町役場

 3月の北陸新幹線敦賀開業に向け、観光客に福井県若狭町内の周遊を気軽に楽しんでもらおうと、町はこのほど、総合観光ガイドブックを全面改訂した。エリアごとに情報をまとめ、QRコードを読み取って動画も視聴できるようにした。

 町総合観光ガイドブックはこれまで、2007年に初版が刊行されたA5判の冊子を1~2年に1度のペースで更新してきた。見やすくするためA4判でリニューアルした。

 町の豊かな自然や地形を伝えるため、ドローンで撮影した写真を多用。表紙には三方五湖を採用した。「湖と海」「丹後街道」「鯖街道」の3エリアに分けて観光地を紹介。湖と海では、県道三方五湖レインボーラインの山頂公園や県年縞(ねんこう)博物館などを掲載。丹後街道では、環境省の名水百選に選ばれている「瓜割の滝」の神秘的な雰囲気を大きな写真を使って伝えている。鯖街道では、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選ばれている熊川宿内の施設や神社仏閣を詳しく解説している。

 ガイドブック裏表紙のQRコードを読み取ると、町内の観光情報を動画で見ることができる。大阪、名古屋に加え、東京からの交通アクセスも載せた。デジタルブックにも対応しており、町のホームページから閲覧、ダウンロードが可能。観光ポスターもリニューアルした。町観光商工課の担当者は「多くの人に見てもらい、若狭町での観光の参考にしてほしい」と期待している。

 全27ページ。町内の観光施設などに置いているほか、出向宣伝でも活用する。問い合わせは同課=電話0770(45)9111。

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