福井県小浜市川崎3丁目の県漁連小浜支所で1月5日、初競りが行われた。大型のブリやスズキが並び競り人の威勢のいい声に合わせ、買い受け人は次々と競り落とし活気にあふれた。
初競りには10キロ前後の大型ブリをはじめマダイ、サゴシなど若狭湾の定置網に入った魚介類約10トンが並んだ。同支所によると例年並みの水揚げという。
初市式には、買い受け人ら約50人が出席。加藤祐二支所長は「北陸新幹線敦賀開業で嶺南の経済、人が大きく動くと期待している。県内外に若狭のうまい魚を食べていただけるよう職員一同頑張って取り組みたい」とあいさつした。
三本締めで商売繁盛と豊漁を願った後に初競りが始まった。競り人の値段をテンポ良く呼びかける声が響き渡り、一気に活気に包まれていた。
青果を扱う市総合卸売市場(同市川崎2丁目)でも初競りがあり、伝統野菜の谷田部ねぎのほかダイコン、白菜などが並んだ。
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