福井県高浜町民体操「赤ふん坊や体操」の魅力を伝えようと、地元の内浦小児童が体操を紹介するオリジナルDVDを制作した。内浦地区を舞台に、児童と住民が楽しく一緒に体操する様子を動画に収めた。制作に携わった児童は「DVDを見た人が体操を通して元気いっぱいになってほしい」と話している。
赤ふん坊や体操は、町マスコットキャラクター「赤ふん坊や」のテーマソングを活用した体操。地域の健康促進につなげようと、理学療法士で町保健福祉課の松本悠作さんらが2018年に完成させた。
3、4年生7人が、福祉学習の一環で赤ふん坊や体操を知り、今年6月に松本さんから体操のレクチャーを受けたのがきっかけ。内浦地区を中心に体操を多くの人に知ってもらおうと、10月中旬からDVDの動画撮影を行ってきた。
映像では、児童が同地区内の保育所や公民館、五色山公園、漁港施設など11カ所を訪れ体操を行っている。現地で出会った園児からお年寄りまで幅広い世代と体操を通じ交流の輪を広げている。各所で撮影した体操動画をつなぎ、約4分半のDVDに仕上げた。
19日にはDVDの贈呈式が行われ、児童が松本さんへ完成したDVDを披露し手渡した。3年と4年の児童は「体操をお年寄りと一緒に踊ると元気になってくれてうれしかった」「町内のいろんな人に体操を知ってほしい」と話していた。
DVDは今後、撮影でお世話になった関係者らへ配布し、内浦公民館で視聴できるようにする。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)